からだで知る 2<癒し>

 先日 文教大学の馬場雄司先生の「音楽と癒し」という授業の一コマを担当させていただきました。テーマは"音と身体"。
 60分ほどの中で、それぞれ自分の身体で感じていただく 実践的な内容でした。

○癒し(癒される)とは どういうことか
○声で相手を癒す
○声で自分を癒す など

頭で理解するのではなく 身体で実感することで 日常の中に取り入れられるようにと考えました。
誰かを癒すこと 自分を癒すこと。
それは 少し難しいように感じる方もおられるかもしれませんが そんなことはありません。そんな体験が初めての学生さんたちにも 体感できた方はたくさんいました。
大切なのは 癒す側がリラックスしていること。ゆるんでいること。それと 相手との信頼関係があること(相手に受け入れてもらえること)です。
リラックスするためには 背骨をやわらかくゆらしたり、優しく手をなでたりします。
準備が出来たら 声を出しますが やわらかな声を長くのばすのがポイントです。大きな声ではなく リラックスした優しい声を。

どなたかを癒したい時は その方の癒されたい場所(コリのある場所など 滞りのあるところ)へ口を近づけて、「えー」と数回繰り返します。
コリが軽減するでしょう。

自分を癒したい時は 全身リラックスして立ち(一度 軽く背伸びをして 脱力するとリラックスして立てます)「ほー」と数回繰り返します。声を外にではなく、口の中へ響かせるように。頭のてっぺんからつま先まで 全身に声の振動が響くように。
これだけで 全身の氣の巡りが一気によくなります。体温が上がって ほわーっと汗ばむこともあります。

声の力は素晴らしい。